![お家の塗り替えチェック](../img/contents002-10small.webp)
外壁の最適な塗り替えタイミングを見極めましょう!一般的に住宅の塗り替えは10年ごとと言われていますが、塗り替えサインは壁を触ったり目視したりすることで簡単に確認することができます。白亜化やひび割れなど、まずはご自身手確認してみましょう。
外壁塗装とは、文字通り家屋の外壁への塗装を指します。
常に日光や風雨に晒される外壁は、経年等によって劣化していきます。
劣化すると雨漏り等の原因となるため、定期的な塗り替えが必要です。
ここでは、外壁塗装の基礎知識についてご説明いたします。
外壁は常に紫外線や風雨、ほこりといった過酷な環境に晒されています。
そんな環境にいるうちに外壁はすこしずつ傷み、劣化します。
劣化した外壁は美観を損なうだけでなく、割れたり、放置すれば雨漏りの原因となったりします。
外壁塗装を行うことにより、外壁自体を傷みにくくする効果があります。
おうちは建てたらそこでおしまいというわけではなく、適切なタイミングで適切なメンテナンスが必要です。
外壁塗装はおうちを守るために必要なメンテナンスのひとつです。
外壁の塗り替え時期は一般的に前回施工から10~15年と言われていますが、塗料の種類によっても異なります。
下記にあるような不具合が見られれば塗り替え時期が近付いていると考えていいでしょう。
外壁を触った時に指先に白い粉が付く場合、塗膜が劣化しているサインです。
チョーキングのみであれば急を要しませんが、塗り替えを検討する段階です。
外壁にひび割れ箇所がある場合、早めに塗り替えを検討しましょう。
ひび割れが大きくなる程補修費用が嵩んでしまいますので、
発見時点で補修の計画をたてましょう。
ヘアークラックと呼ばれる現象です。
見た目がボロボロになるだけでなく、外壁の保護機能がなくなってしまいますので、剥がれに発展する前に塗り替えをすることが必要です。
外壁にカビやコケといった汚れが目立つ場合、外壁が水分を含んでいることが考えられます。
急を要する現象ではありませんが、美観も損ねますので塗り替えを検討する段階です。
サイディングなどの外壁材を抑えている釘が抜けたり浮いたりしている状態です。
緩んだ釘穴や外壁材の亀裂から雨水が浸入し、内部を腐食させる可能性があります。
釘浮きが発生している場合は、外壁塗装と合わせてメンテナンスを検討しましょう。
コーキング部分の劣化は外壁の劣化よりも早く現れることがほとんどです。
遠目に見てコーキング部分が目立っていたり、目に見えて破断していたり隙間ができている場合は、外壁塗装と合わせてメンテナンスを検討しましょう。
外壁用塗料の種類にはいくつかあります。
多くの場合、使用されている樹脂によって分類されます。
樹脂の種類により寿命や価格が異なります。
多くの塗料メーカーが開発している塗料を例に出し、解説します。
耐用年数5~7年
アクリル樹脂塗料は1950年頃から外壁塗装に用いられてきました。
今ではウレタン塗料・シリコン塗料の価格が下がってきたこともあり、あまり使われることはありません。
アクリル塗料は費用が安く、色も豊富に取り揃えられています。
安価で手に入ることと、施工のしやすさでDIYにもよく利用されます。
一方で紫外線に弱く、耐用年数が5年程度と非常に短いという弱点があります。
シリコン塗料やフッ素塗料に見られるような様々な機能性も乏しいので、現在では特別な理由がない限り利用されることはないでしょう。
店舗などの塗装では初期費用を抑えることができるので人気があります。
頻繁に塗り替える場合は、アクリル塗料がおすすめです。
耐用年数:7~10年
ウレタン塗料の主成分はポリウレタンです。
アクリル塗料の後に開発されました。後発であるシリコン塗料に比べて安価です。
密着性が高く、弾性(ゴムのように伸びる性質)があるのでひび割れが起きにくいのが特徴です。
ただし、伸びやすいがゆえに塗膜のふくらみが起こりやすく、そこから剥がれる恐れがあります。
耐久性や紫外線への耐性も低く、劣化しやすい塗料でもあります。
現在は外壁に使われることは少なくなってきていますが、防水工事に使用される防水塗料のほとんどはウレタン樹脂塗料です。
先述のとおり密着性が高く、弾性が高いことから塗膜が割れにくく、防水塗料として非常に優れています。
耐用年数:8~15年
シリコン塗料は現在の住宅塗装で一番人気の塗料です。
技術の発達から様々な機能を備えた塗料が開発されています。
中でも劣化原因物質を抑える「ラジカル制御機能」を備えた塗料が高い性能を発揮しています。
塗膜の耐久性も飛躍的に向上しています。
外壁塗装でよく目にするラジカルという言葉。ラジカルとは何か、詳しく解説します。ラジカルは塗料の中の酸化チタンが紫外線を浴びると発生します。塗膜の劣化を進行させるラジカルの仕組みと、ラジカル制御塗料についてご紹介いたします。
耐用年数15~20年
フッ素塗料は現在開発されている塗料の中で最も性能が高く、耐久性も高い塗料です。
高性能の反面まだまだ価格が高く、また施工も容易ではないというデメリットがあります。
しかし価格面はあくまで初期費用であり、塗り替え頻度が低下するので長い目で見れば経済的な塗料でもあります。
フッ素塗料は他の樹脂塗料に勝る長寿命が特徴です。
塗装回数を減らすことによって、長期間での経済的負担を軽減します。
外壁塗装にはいくつかの工程があります。
塗料や施工方法によって工程は異なる場合がありますが、
一般的な塗料で施工する際の弊社工程をご紹介します。
家をぐるっと囲むように足場を組みます。
高所での作業がありますので、足場組みは必須です。
外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うことにより、足場代が節約できます。
高圧洗浄で汚れを掻き落とします。
洗浄が不十分だと膨れや剥がれなどの不具合の原因となります。
業務用の高圧洗浄機は家庭用よりパワーが強く、汚れを徹底的に落とすことができます。
鉄部や木部にけれんという目荒らし作業を行います。
硬いたわしなどで旧塗膜をこすり、わざと細かい傷をつけます。
目荒らしの他に、膨れや剥がれの発生している塗膜を除去します。
コーキング部の打ち替えと、傷みが激しい部分の補修を行います。
釘浮きも打ち直し・新しい釘を打つなどして修正します。
外壁にプライマー(下地材)を塗布します。
プライマーには「下地を整える」「色ムラを減らす」「塗料の密着性を向上させる」などの役割があります。
1度目の上塗り材塗布。
この時点ではややプライマーが透けたり、色ムラが発生します。
2度目の上塗り材塗布。
2回塗ることによって色ムラをなくし、均一な塗膜となります。
また、塗膜の耐久性を上げ、その機能を十分に発揮するために2度塗りが必要です。
外壁塗装を依頼にするにあたり、最も頭を悩ませるのが業者選びです。
業者選びのためのポイントをいくつかご紹介いたします。
外壁塗装を依頼する際、多少気が引けても必ず複数の業者で見積をとってください。
相見積もりをとることにより他社との比較ができます。
比較が出来るのは価格だけではなく、サービス面もです。合せてご確認ください。
相見積もりをとらずにいきなり1社に決めてしまうのはできるだけ避けましょう。
相見積もりをとったら、適正価格を見極めましょう。
外壁塗装の金額は、建物の状態や築年数により大きく変動します。
特に、安すぎる見積価格には手抜き工事など、必ず落とし穴がありますのでご注意ください。
また、詳細な内訳のない見積書にも注意が必要です。
塗装は、塗料だけではなく塗装技術によっても品質や性能がかなり左右されます。
しかし施工前に職人の腕前を見極めるのは至難の業です。
周囲に施工済みのお家があれば、アフターサービス等含めて顧客の声を訊くことも重要です。
外壁塗装の基礎知識について解説しました。
正しい知識を身に着けることで、適切な塗り替えタイミングや施工方法などを把握することができます。
疑問や質問がありましたら、気兼ねなく弊社メールフォームまでお寄せください。