ガイナ-GAINA-

ガイナは宇宙開発技術を応用して開発された遮断熱塗料です。
優れた遮熱・断熱作用の他、防音機能や結露対策にも有効です。
このページではガイナについて詳しく解説いたします。
ガイナとは?
ガイナは株式会社日進産業の開発する遮断熱塗料であり、社を挙げた代表商品です。
ガイナの起源はJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の研究開発した断熱技術にあります。
JAXAはロケットや人工衛星を打ち上げ時の熱から守るために断熱技術を開発する必要がありました。
このとき開発された技術は軽量で、熱制御性が高く、施工性も良いという特徴がありました。
その優れた断熱技術を塗料に応用したのがガイナです。
ガイナはJAXA COSMODEロゴマークの第一号商品です。
このJAXA COSMODEは、日本の宇宙航空研究開発から生まれた商品や、JAXAとの共同研究で生まれた商品を一般顧客向けにブランド化したものです。
宇宙研究開発技術を日常の生活に取り入れ、身近に感じることが出来ます。
その優れた技術はもちろんJAXAのお墨付き。
ガイナの容器にはしっかりとJAXA COSMODEロゴマークが印字されていますよ!


ガイナの効果
ガイナには様々な性能が備わっています。
順番に解説していきます。
遮熱・断熱作用
ガイナの最も特徴的な機能です。
ガイナの遮熱・断熱作用は、宇宙ロケットや人工衛星を熱から守る技術が応用されています。
ガイナの中には特殊中空セラミックビーズが配合されており、これが断熱材としての役割を果たしています。
外の熱を内部に入れず、内部の熱を外に逃がさない仕組みとなっています。
ガイナは夏は涼しく、冬は暖かなお家づくりに貢献します。
騒音対策、遮音・防音
遮断熱で評価の高いガイナですが、防音にも役立ちます。
塗料の中に含まれている特殊中空セラミックビーズが防音に作用しています。
振動はセラミックビーズの中で反響し、部屋の中へと伝わる音を低減します。
完璧な防音とはいきませんが、通常の塗料に比べて部屋の中に伝わる音が小さくなります。
結露対策
ガイナを塗ることで塗布した箇所の結露対策ともなります。
結露は内外の温度差により発生します。
ガイナの塗膜に含まれる特殊中空セラミックビーズが温度差のクッションの役割を果たしますので、結露が起きにくくなるのです。
※塗布した場所のみの効果となります。
ガイナの耐用年数
ガイナの耐用年数は外壁・屋根に施工した際15~20年が期待されます。
ガイナはセラミックを使用している無機塗料です。
セラミックは紫外線に強く劣化しにくい特徴を持ちます。
ガイナは塗布して塗膜の状態となると、セラミック含有率が約80%となります。
このセラミック含有率の非常に高い塗膜が長期間にわたり建物を守ります。
ガイナの色・仕上り


ガイナは基本52色を取り揃え、200色以上の調色に対応しています。
ただし太陽熱を反射する都合上、真っ黒や原色の取り扱いはありません。
濃色もありますが、全体的に淡い色合いとなります。
白または白に近い色合いになるほど遮熱性能はアップします。
ガイナの仕上がりはマット(艶消し)です。
他の一般塗料のような艶感はありません。
塗装後の表面は滑らかではなく、凹凸感がある独特の風合いとなります。
ガイナはどこに塗るのが良いのか
ガイナの性能をもっともよく発揮できるのは屋根です。
屋根はもっとも太陽熱を受ける場所であり、その遮断熱性能をいかんなく発揮します。
また、雨が降った時の防音対策ともなります。
屋根をガイナで塗装した際に、外壁もガイナで塗装すれば遮断熱効果がぐっと上がります。
真夏や真冬に室内から壁を触ってみればよくわかりますが、意外と外壁から伝わる熱や冷気は強いものです。
ガイナの開発元である株式会社日進産業からはガラス用の遮熱コーティング剤も発売されておりますので、併せて施工すればさらに遮断熱効果を強化できます。