ガイナ-GAINA-

ガイナとは?
JAXAがロケット打ち上げの際に、機体や人工衛星を守る為、開発した断熱技術を応用して開発されたのが 塗装で断熱を可能とした『断熱セラミック ガイナ』です。ガイナはJAXA COSMODEロゴマークの第一号商品です。 ガイナは、主に特殊セラミックとアクリルシリコン樹脂で形成されています。
特筆すべきは、セラミックの含有率です。 塗料の状態でセラミックの含有率が60%配合されており、塗装後、乾燥を経て塗膜状態になるとセラミック含有率が80%となります。


ガイナの効果
ガイナに含まれる特殊セラミックが周辺温度に適応する性質を持っています。 その結果、熱の移動を抑制する効果をもたらします。 多機能なガイナですが、その中でも断熱と遮熱の効果についてご紹介します。
断熱
夏は外気温が高く、熱は高い方から低い方へ移動する為、屋外の熱が屋内へ伝わってしまいます。
冬は外気温が低く、同じ理由で屋内の熱が屋外へ逃げてしまいます。 ガイナで施工した場合、特殊中空セラミックビーズを介することで熱の伝導を抑えることができます。 素材の熱伝導率〔 w/(m・k)〕が低い程、断熱材として効果があります。
その結果、夏は屋外の熱が屋内へ伝わりにくくなり、冬は屋内の熱が屋外へ逃げにくくなります。
より快適な室内の温度環境に貢献します。
遮熱
ガイナを建物の外壁や屋根に塗装すると 特殊セラミックが表面に層を作ることにより、建物へ届く日射を効率良く反射させ、熱の発生を抑制します。 また、ガイナは遠赤外線の放射率が94.6%と高く、一部吸収した熱でさえも遠赤外線として放射します。 さらに、近赤外線についても反射し、一部吸収した熱も中空セラミックビーズ内で屈折し、熱量を軽減します。
ガイナの耐候年数
セラミックは無機物であり、紫外線劣化が起こりにくい物質です。 そのセラミックを塗膜状態で80%含有する為、建物を長期にわたって保護することが可能となります。 建物の外壁や屋根に施工するとおよそ15~20年の耐候性を発揮します。
ガイナの色・仕上り
ガイナはあまり濃い色がありません。白もしくは白に近い色ほど遮熱の性能が上がります。また艶消しの仕上がりとなり、一般の塗料のような光沢はでません。 さらに塗装後の表面は滑らかではなく、凹凸感がある独特の風合いとなります。

ガイナの発注
ガイナはあまり濃い色がありません。白もしくは白に近い色ほど遮熱の性能が上がります。また艶消しの仕上がりとなり、一般の塗料のような光沢はでません。 さらに塗装後の表面は滑らかではなく、凹凸感がある独特の風合いとなります。
ガイナを施工する上での注意点
ガイナは特殊セラミックが塗装する前の状態で60%含有されており、缶を開封した後、攪拌機による入念な撹拌(3分~5分程度)をする必要性があります。 また、長めの休憩(お昼休み)をはさんだ後も同じように入念な撹拌をする必要性があります。 一般の塗料ではここまで撹拌を必要することはほとんどありません。 ガイナの塗料を扱った事があるかどうかも大事なポイントになります。
最後に
このように様々な特徴を持った『ガイナ』ですが、メリットとデメリットをご紹介しました。
より詳しい内容をお求めの方につきましては、当社へご相談下さい!