棟板金の修理について!
交換時期はいつ?交換費用はどれくらい?

棟板金の修理について!交換時期はいつ?交換費用はどれくらい?

棟板金とは?

棟板金は三角屋根の頂点、とがった部分に設置された板金のことを指します 棟板金(むねばんきん)とは、三角屋根の頂点、とがった部分に設置された板金のことを指します。
一般的には屋根と同じ色なので目立つことはありませんが、屋根と材質が違う為、劣化の速度も変わります。
材質は最近ではガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板が使われることが多いです。昔は亜鉛メッキのトタンが使われていたのでサビが発生することもありましたが、最近はそういったトラブルは減ってきています。

棟板金の中には「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる板が二本平行に設置されています。
この貫板は木材でできていることが多く、棟板金から水が侵入した時に腐ってしまう可能性を孕んでいます。

棟板金の役割

棟板金は、屋根板と屋根板の間である頂点を保護する役割があります。
板と板の間からは水がしみ込む可能性が高いので、頑丈な金属で覆うのです。

釘が抜けた板金と、腐食してしまった貫板

腐りやすい木材の貫板

棟板金が劣化など様々な要因により内部に水が侵入し、貫板が腐食してしまうことがあります。
貫板が劣化すると、棟板金を留めている釘やビスが抜けやすくなり、棟板金自体が外れやすくなってしまいます。
また、そこから雨漏りをする危険性も出てきます。

貫板の救世主!樹脂製タフモック

貫板が腐食しないようにするにはどうすればいいか? 素材を腐食しにくいものに変えればいいのです。 タフモックは樹脂でできた貫板です。水に強く、腐食しにくいのが特徴。 ただ、木材に比べて高価なため、御見積金額はやや高くなります。

棟板金の交換時期はいつ?

棟板金の交換時期はひとつの目安として10年と言われています。
10年経過するとたいていの場合は釘浮き等が発生しています。
建ててから、または前回の施工から10年経過している場合、一度メンテナンスを行ってもいいでしょう。

知らない業者に棟板金が外れていると言われた!

「近所で工事をやっていたら棟板金が外れているのが見えたので…」
「屋根に上って修理させてください!」

よくある悪質な指摘営業の手口です。

こういった指摘は嘘であることが多く、ひどい場合は写真を撮ってくると言って屋根に上った時に無理やり棟板金をはがしてから「剥がれていましたよ」と言ってくる場合があります。
契約するつもりのない業者を屋根に上らせるのは大変危険です。
屋根に上って瓦を割り、最初から割れていたといって契約を迫るケースも多数報告されています。
また、こういった業者は手抜き工事や法外な請求を行う可能性が高いので注意が必要です。

信頼できる会社であればいきなり上らず、ドローンを飛ばしてお客様と一緒に確認をします。
そうでなくとも、見えた場所から写真を撮ればいいだけの話です。
このような指摘は真に受けず、一度断ってから信頼できる業者に無料調査を依頼しましょう。

棟板金の釘浮き

棟板金の釘浮き 棟板金は風や熱の影響で動いたり膨張・収縮を繰り返します。
その膨張を受け、棟板金をとめている釘やビスが浮いて来たり脱落したりします。

釘浮きだけで棟板金や貫板の交換が必要ない場合、浮いた釘を打ち直しし、その部分から水が入らないようコーキングを施します。
このような簡単な工事の場合、(規模や状態にもよりますが)数千円~2万円程度で済む場合が多いです。(金額は状況等によります)

棟板金の修理・交換費用はどれくらい?

棟板金の修理・交換費用はだいたい5~15万です。
規模や状況によりますので、これを超える場合もあります。
貫板を樹脂に変えたり、施工箇所が多い場合は金額が上がります。
弊社の見積もりは無料ですので、気になる場合は一度お問い合わせください。

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